おいらがweb漫画に期待していたもの

ここのスペースに書くのも、久々になってしまったな。毎日パソコンは立ち上げているのに、そもそもネットじたいを見るのも、あんまり楽しくなくなってしまった。10年前であれば、徹夜で2ちゃんねるの板を見ていたとか、ざらに聞いたような気がする。ネットにうずまいていた熱量が全体的に下がった気がする。ネットは下降線を辿っているもしくは、限界が見えてしまったと思うのは、おいらだけだろうか。


ホームページ&掲示板 → ブログ → ソーシャルネットワークサービス。。。とネットが進化していくにつれて、何か期待とのズレが生まれてしまった。ネットという電車にのっていれば、どこか素敵な場所につれて行ってもらえるように妄想していたのが、目が覚めて現実に気がついたというか。ネットがだめになったのではなく、割り増しに見えていた魔法が解けてしまったというか。


おいらが抱いていた妄想というのは、例えるなら「のび太の机のひきだし」のようなものだった。ある日突然ドラえもんが飛び出してきて、そこにはまったくちがった世界が広がっている。というああいう体験がどこかにあるに違いないという期待だったように思う。


たぶんweb漫画に期待していたのも、そういう「のび太の机のひきだし」のようなものだったのだとおもっている。ネットに突然あらわれる落とし穴。そんなものがあると面白いと思うんだけど、なかなかそういう経験はできませんね。ネットに限らないことなんだろうけど、ネットというのはそういう経験をするのにピッタリしているとおもうのだ。ただ、カジュアルなコミュニケーションとは、なんか方向がはずれてしまったんだな。



一生にたったの一作品でいい、そういう「のび太の机のひきだし」のようなものが、どこかの誰かにあったならと思う。これまでも、これからも。