祝・電子ブック元年記念作品。「不思議の国のアリス」


アップルから、近日中にipad が発売される予定。米国ではすでに amazon の出しているキンドルという電子書籍端末がヒットしているとかで電子ブックブームがあるらしい。そんななか今度は ipad 発売ということで、さらに電子ブックが注目されて、今年は電子ブック元年なんだとか。「なんとか元年」という言い回しがされる度に、「いったい何度目の元年だよ。」とか思ってしまうものの、たしかにipad みたいなコンパクトで、タッチパネルで、持ち歩けて、静かで、といったお手軽さは魅力的だ。


おいらはパソコンで文字を読むとき、スクロールするのが嫌いである。上下の位置が定まらないというのはけっこう不便だ。ページを遡ったりして読んだりするときには、何ページ目のドコソコという位置で覚えていたり、また右上は目立つ位置とか、レイアウトとしての意味が失われてしまう。画面の位置というのはけっこう重要なのだ。なので長文は word で編集して pdf にして読むようにしていた。文字の大きさを適当にして読めばけっこうストレスはなく読めて、これはもうすでにちょっとした電子ブックだなと、思っていた。個人的にも電子ブック化ブームは進行しているのだ。


そこへいよいよ「元年」ときましたか。ipad 発売という事件を耳にして、何か電子ブックみたいなのを作りたい気持ちがわいてきた。いつもよりよけいに手間をかけて何かをつくらなくては。と思っていたところ、「不思議の国のアリス」の翻訳が、クリエイティブ・コモンズで公開されていたのを見つけた。「不思議の国のアリス」といえば、ティム・バートンの映画が公開されるというのでタイムリーな作品だ。映画や小説など、あらゆるジャンルでオマージュとして作品にとりこまれ続けてきたことを思うと、あらためて影響の大きさをおもい知る。古典中の古典として恐ろしい存在感を放つ作品なのだ。恐れ多くも、ようしと、電子ブック風にしてみたので、公開してみるお。単なるコピペですがの。

※オリジナルはこちら→
Alice's Adventures in Wonderland: Japanese